重複した桁を含む 4 桁の素数を考える. 全てが同じにならないのは明らかである: 1111 は 11 で割り切れ, 2222 は 22 で割り切れ, 以下同様だからである. しかし 3 個の 1 を含む 4 桁の素数は 9 つある:
n 桁の素数に対する重複した桁の最大個数を M(n, d) と表すことにしよう. ここで d は重複した桁とする. またそのような素数の個数を N(n, d) と表し, これらの素数の和を S(n, d) と表す.
よって M(4, 1) = 3 は, 重複した桁を 1 としたときの, 4 桁の素数に対する重複した桁の最大個数である. そのような素数は N(4, 1) = 9 個あり, これらの素数の和は S(4, 1) = 22275 である. d = 0 に対しては, 重複した桁は M(4, 0) = 2 個だけ可能であることが分かるが, そのような場合は N(4, 0) = 13 個ある.
同じようにして 4 桁の素数に対して次の結果を得る.
Digit, d | M(4, d) | N(4, d) | S(4, d) |
0 | 2 | 13 | 67061 |
1 | 3 | 9 | 22275 |
2 | 3 | 1 | 2221 |
3 | 3 | 12 | 46214 |
4 | 3 | 2 | 8888 |
5 | 3 | 1 | 5557 |
6 | 3 | 1 | 6661 |
7 | 3 | 9 | 57863 |
8 | 3 | 1 | 8887 |
9 | 3 | 7 | 48073 |
d = 0 から 9 に対して, S(4, d) の総和は 273700 である.
S(10, d) の総和を求めよ.