下に示す直方体は寸法が6×5×3である. この直方体の1つの頂点Sにクモがいる. また反対の頂点Fにはハエがいる. SからFまでの壁に沿って直線移動する最短ルートは図に示す通りで, この長さは10である.
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この最短ルートの候補は3本あるが, 最短の長さがいつも整数とは限らない.
さて, M×M×M以下の寸法の直方体について, 最短ルートが整数である直方体の数を考える. M=100のとき, 条件を満たす直方体は2060個ある. このM=100は個数が2000を超える最小のMである. なお, M=99のときは1975個である.
100万個を超える最小のMを求めよ.