実数√2+√3について考える.
√2+√3の偶数乗を計算すると以下が得られる.
(√2+√3)&sup{2}; = 9.898979485566356...
(√2+√3)&sup{4}; = 97.98979485566356...
(√2+√3)&sup{6}; = 969.998969071069263...
(√2+√3)&sup{8}; = 9601.99989585502907...
(√2+√3)&sup{10}; = 95049.999989479221...
(√2+√3)&sup{12}; = 940897.9999989371855...
(√2+√3)&sup{14}; = 9313929.99999989263...
(√2+√3)&sup{16}; = 92198401.99999998915...
これらの小数部分の先頭から連続している9の数は非減少であるように見える.
実際に(√2+√3)&sup{2n};の小数部分はnを大きくすると1に近づいていくことが証明できる.
p,qを正の整数でp<qとしたときに, (√p+√q)&sup{2n};の小数部分が1に近づいていくような全ての実数√p+√qについて考える.
C(p,q,n)を(√p+√q)&sup{2n};の小数部分の先頭から連続する9の数とする.
N(p,q)をC(p,q,n)≧2011となる最小のnとする.
p+q≦2011についてΣN(p,q)を求めよ.